京都府 飛び込み免許一発試験に挑戦!(大型二種)


2018年10月下旬開始 〜 2019年3月上旬合格 〜 4月下旬取得

このページは京都府の運転免許試験場、大型二種免許取得挑戦での物語ですが、
関西圏の方なら京都の練習場も利用しやすいので選択肢に入れてみてはどうでしょうか。
普通自動車や大型一種等でも基本的な手順は同じなので、
京都、関西で一発試験を目指す方には安心を得る資料になるかと思います。
今回、大型二種免許を取ってみようと思い立ち、
ネットでいろいろ調べ勇気を出して挑戦してみました。
そんな1人の軌跡を残しておきます。
関東のお話しはいくつか見つけたものの、試験場が違えば路上試験攻略は参考にならないので。
京都はどうなんだ!と基本的な流れと失敗談、そして京都攻略に関して残していきます。


Youtubeに動画版もご用意しました。

動画はこちらにあります
普通自動車、大型一種、大型二種の路上コース走行もアップしてあります。


学科の勉強に使える本(勉強用の交通規則が載ったページと問題集が両方入っています)
普通自動車 いきなり合格!普通免許テキスト&速攻問題集
二種免許 1回で合格!第二種免許完全攻略


飛び込み一発試験の一連の流れは
1.学科試験
2.練習(任意)
3.必要な人は大型仮免許試験(路上試験用)
4.仮免許取得した人は5日間練習(技能試験練習ついでに丁度こなせると思います)
5.技能試験
6.取得時講習
7.免許取得



一発試験で重要になってくるのは、

・自由な時間
 予約、試験は平日なので時間の融通が利かない状態だときついです。
 さらに予約を入れても2週間以上先になるのが当たり前のようにあります。
 他の人の挑戦記を見ても、京都に限らず他の試験場でもそんな感じが多いようです。
 試験日の予定そのものがランダムなので午前とか午後とか指定するだけで1ヶ月待ちになったりしました。
 平均あたりと推測できる受験回数を考慮しても取得に3〜6ヶ月ほどかかることに。
 試験官に聞いてみましたが、大型二種で受験できるのは1日に2人のみ。使用する試験車両はほぼ1台。
 「毎日大型二種の試験をしてるわけではなくて、他の試験人数とバランスを取ってる」とのこと。
 月に2〜3回受けれるようには分配してると言われるので、それ以上は間隔が詰めようがないです。
 早めでも1週間ほどは空くはずなので、ゆとりを持ちましょう。
 普通二種を持っていない人は合格後に取得時講習を各教習所で受けることになりますが、
 それも多くのところでは定期的に開催されておらず予約を入れても1〜2ヶ月先になったりします。
 教習生の人数との兼ね合いで余り枠があれば、という条件のところが多いようで予約も入れにくいです。
 大阪の茨木ドライビングスクールは予約が入れやすいようなので私はそちらへお邪魔しました。
 茨木で指導員に話しを聞くと「受講生が1人でもやってるよ」とのことでした。

・技量・性格
 平均より運転が下手な自覚があったり、にぶい、どんくさい、みたいな人にはお勧めしません。
 また、時間以外では精神的な消耗が一番の敵になるので、失敗しても折れない心で歩み始めましょう。
 続けて連日受験できればハードルは一気に下がるんですが、
 試験予約の間隔がすごく空くので、身体が感覚を忘れてしまって厳しくなるのもみんなが抱える問題です。
 精神面では自分がそうだったけれど、前日に毎回寝れないし精神的にモロい部分が出たせいで
 4回くらいはくだらないミスの余分なチャレンジしたかなと思う部分があります。
 「どうにかなるやろ〜」くらいでやれる人のほうが絶対強いです。

・資金
 基本的に教習所より安く済むとは言え、挑戦中は終わりが見えないので予測不能です。
 2019年現在の京都市内の教習所で「大型一種所持→大型二種取得」は約32万円前後。
 教習所での卒業検定受け直しもどんどん追加料金が必要になりそうなので、
 教習所でも何度も落ちるともっと料金がかかると思います。
 結果的に私のチャレンジも予定以上に出費してしまって20万円でした。
 5回ほどで早めに合格しても4ヶ月ほどはかかると思います。

 練習→場内1時間 10800円、路上1時間 13800円
 学科試験 4800円
 (普通一種から取る場合 大型一種仮免許試験 4350円 + 仮免許交付料 1150円)
 実技試験 7650円(初回は2650円)
 取得時講習 27000円
 免許発行手数料 2050円
 (2019年3月時点)



試験に関しては京都府警察のホームページに記載されています。

練習は、京都府免許試験場内で可能です。自動車練習場
試験コースで練習できるわけなので、これならいける!とチャレンジする決め手になったポイントです。
(大阪なんかは練習場もないらしい・・・?)







体験記

 
練習場 → 学科試験挑戦

 技能試験挑戦1回目

 技能試験挑戦2回目

 技能試験挑戦3回目

 技能試験挑戦4回目

 技能試験挑戦5回目

 技能試験挑戦6回目

 技能試験挑戦7回目

 技能試験挑戦8回目

 技能試験挑戦9回目

 技能試験挑戦10回目

 技能試験挑戦11回目

 取得時講習







そんな一発試験に挑戦した紗妃のステータスは


・時間は自由が利く
・車動かすことにはそれなりに自信あり
 大型一種は所持してるものの免許を持ってるだけ
 普段乗るのは軽自動車
・一発試験に挑戦した理由
 結果的に今まで使ってない大型一種(約30万)を教習所で取った経緯があるせいで、
 そこから大型二種をまた教習所で取ると合計60万円オーバーに。
 普通自動車→大型二種を直接取るのに比べて15万くらい余分に損してしまう。
 京都市内には大型二種取れる教習所は1件しかないし、遠方の教習所も移動費がかさむ。
 いろいろ調べた結果、試験場で「練習できる」みたいだし一発試験に挑戦することに。






- 実際挑戦してみて -

確かに難しいです。
そして時間がかかりました。
想像以上にシビアに採点されて心も折られました。
教習所でも結局同じことをする卒業検定があるんだし、
試験場で一発試験に行っても同じだとって思って一発試験の道を選んだものの、
同じように「技能検定」と言ってもそこは根本的に違うようです。
試験場の試験官は「警察官」なのでオマケ無しで厳しくチェックされる上、
京都の免許試験場の立地も悪いので一発試験のコースは走りやすいとは言えません。
共に受験した方々も口をそろえて「もうやめようかな」「教習所の方が賢い」と漏らしていました。
ただ、教習所でも雑談しながら受講するような普通自動車と違って二種教習は真面目な授業のようです。

ある程度全体を把握してきた後は路上試験の時の、
時期、天候、周りの状態、周りの動き、で結果が左右されてしまうので、どんどん「運」になります。
これは回数を重ねるごとに大きいウェイトを占めてくるようになります。
道路上に他に誰もいなければただ走るだけで済むわけなので・・・。
路上試験時の「一発不合格」を誘発する状況は案外多いです。
特に京都の検定コースは高速の高架をくぐる右折があるせいで交差点の先が全く見えません。
不用意に交差点に突っ込むと停止線オーバーでやられてしまったり、ブレーキ踏まれたり。
歩道がない場所も多く、歩行者もそれなりにいます。全てその時の歩行者のタイミング次第。
自分は練習場で練習しても本番ではいくつも指摘されました。
練習場の教官は「採点」をしてくれないので、練習しても試験官と視点が違います。
試験に落ちて、落ちた理由を知って何度か受け直さないと基本的に無理と思っていいでしょう。
自分は単純なミスをせず仮に運よく行けてたとしても5〜6回だったかなという感じです。
自分が接した方々では大型乗られてた方で5回前後という感じでした。
ただ、京都は試験コースで練習できるっていう最大のメリットがあるので、是非活かしてください!
(時間貸しで大型やバスに乗れるところは全国的にも少数です。路上練習申告書も可能。)
そういうのもあって京都は1〜2回で抜けていく人もちらほらおられるようです。













一連の流れを紹介していきます

一発試験に挑戦するためにはどこで何をしていけばいいのかわからずに諦めてしまいがちなので
画像を添えて流れを紹介していきます。
京都府運転免許試験場(京都府運転免許試験センター)の画像です。
みんなだいたい、初めて免許を取る時に学科を受けて、あとは免許更新でしか来ないので、
その他にここのどこで受験するのか、どう行われてるのかは知らない方が大半でしょう。
画像は入り口正面にある「本館」です。
試験場内に建物がいくつかあって不安をあおりますが、
飛び込み一発試験の申込、受験に関して来るのはここ本館1階のみです。
ほぼ写真で写ってる部分のみ。


本館の正面入り口から入った場所の風景です。
まずは学科試験を受けに来ることになります。
必要な所持品は「お金」「免許証」「写真1枚(受験票に貼ります)」「印鑑」。
証明写真機は正面入り口の奥(待合席横)にあります。
教習所では技能試験を修了してから学科を受けるので、その手順で行こうと思ってたんですが
一発試験の場合は先に学科試験を合格していないと技能試験が受けられません。
自分はそれを知らずに先に実車練習してしまったのがちょっと痛手でした。
学科試験の合格有効期限が6ヶ月なので、技能合格までの目安にしたい期限は6ヶ月。
学科の受付は午前8:30から。教習所卒の20歳前後の方々に混じって学科受験することになります。


写真の向こう側が正面入り口から入った場所になりますが、
とりあえず入り口右側の1番窓口に行って「大型二種の学科受けたい〜」って言えば
一発試験への戦いが始まっていきます。
後は記入したりしながら何番窓口に行ってくださいと言われる通りで大丈夫。
運転免許受験票を貰って免許とかコピーされて記入して審査窓口2へ。
写真撮ってる場所あたりで視力や深視力の適性検査を受けていきます。
適性検査入り口で収入印紙に割り印の印鑑が必要。忘れたらサインで。
基本的に画像左側の2A、2Bの窓口が手続き各種。画像右奥の窓口が試験の予約や受付。


最後は4番窓口に行って受付受理。学科試験待ち。
試験場へは遅れず着いてても、受験受付終わると時間は結構ギリギリ。
適性検査でモタついたら学科試験会場の入場まで残り5分弱くらいだった。
スマホ持ってたり電源入ってたりするだけで試験落とされたり、
受験禁止制限の期間をかけられたりするので早めにカバンへ。
不安だったりわからなければ気軽に質問すると良いです。丁寧に対応してくれるので。
逆に自分には記入中に試験官が「紗妃さんは飛び込み?」って小声で問いかけて確認してくれてました。


周りは晴れての免許取得だけど、一発戦士はここからが戦闘開始。
この時は大型二種の受験者は3人でした。自分含めて全員合格。
2日間では模擬問題で90点きわどかったので3日間勉強してトライ。
昔と違って1問2点の「イラスト問題」があるから怖いね。
試験問題は模擬問題よりは嫌らしさがなくてだいぶ楽でした。


学科に合格したら4番窓口に戻ってお待ちかねの技能試験の予約。
大型二種の窓口は5番なのでそっちに行かされます。
予約はとにかく早い者順なので、合格かみしめずにとっとと窓口に行く方がいいです。
試験当日は2Bで収入印紙買って(試験料)、健康です〜のチェック入れる紙書いて、
5番窓口へ行って試験の受付完了。
20分後くらいに試験コースの何番で待っててください。と言われて技能試験開始。

ここからの一番の難関になる技能試験の体験記については別のページで残しておきます。





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